日活映画 竜巻小僧
封切り 昭和35111
ロケ地探訪 2010年7月.10月 20116月(マト&まゆみ)
  
 キャスト    スタッフ  
 和田 浩治  竜巻小僧のトミイ  監督 西河 克己
 清水 まゆみ  村上 英子  企画 笠井 英男
 小高 雄二  村上五郎・ジョージ  原作 松浦 健郎
 ジェリー藤尾  ヒゲの七条  脚色 松浦 健郎
 二本柳 寛  村上船長   中西 隆三
 安部 徹  森下社長  撮影 藤岡 粂信
 由利 徹  流し  照明 森 年男
 南 利明  流し  美術 佐谷 晃能
 佐山 俊二  流し  録音 宮永 晋
 夢路いとし  橋本ポンコツ社長  編集 鈴木 晄
 高野 由美  村上和枝  音楽 池田 正義
 南 寿美子  キャバレーのママ  助監督 白鳥 信一
 松本 染升  古川専務    
 田中 明夫  柴田常務    
 相原 巨典  司会の青年    
 木島 一郎  刑事     
 近江 大介   ぐれん隊     
 野呂 圭介    浅井    
プロローグ

 竜巻小僧のトミイは、5歳の時に別れた父を探す為に有馬温泉へとやって来た。そこで、流しにヤジられて困っていた青年団のバンドを救ったトミイは、ジャズ合戦に出場していた村上英子(清水まゆみ)と知り合う。
 英子の父は、サルベージ船の船長で二年前に船もろとも行方不明になり、兄はグレて家をとび出し、今では母と二人暮しだという。英子の性も村上。英子に連れられて実家の旅館を訪ねる。またトミイの腕を見込んだヒゲの七条(ジェリー藤尾)が、須磨沖に眠る二億円の金塊、引揚げ作業の相棒にならないかと持ちかけて来る。

温泉祭で賑わう有馬温泉 @ 地図A
有馬温泉の太閤通り  同 太閤通り 
温泉祭で賑わう有馬温泉 A 地図B
中央に太閤通り 下、有馬川
 

川の左側のコンクリート部分が道路になり、新しく造られた赤い欄干の「ねね橋」が架かっています。袂に「ねねの立像」もあります。正面、左に有馬温泉観光総合案内所。   

@もAも、高い位置から撮影されているので 後ろの山の高さが違っています。
温泉祭で賑わう有馬温泉 B 地図C
『迷子預かり所』で 村上さんの家を尋ねるヒゲの七条(ジェリー藤尾)後ろに『兵衛旅館』のケーブルカーが映っています。

同 有馬兵衛向陽閣専用ケーブルカー跡
線路が残っていますが、木で覆われて見えません。 

有馬温泉 太閤橋 地図D

青年団の紅白対抗ジャズ合戦の帰り道
太閤橋を歩く竜巻小僧のトミイ(和田浩治)と、村上英子(清水まゆみ)

同 太閤橋
太閤橋も造りなおされていますが、川のコンクリート部分はそのままのようです。後ろの建物は 全て変わっているような・・・。 

有馬祭り会場 地図E
後ろに湯泉神社の鳥居が映っています。 同 湯泉神社に上がる階段下の鳥居 

 有馬温泉の太閤通り
  お土産店が軒を連ねています。

 有馬温泉の太閤通り
  有馬温泉観光総合案内所

 有馬兵衛向陽閣   
   カフェ&ギャラリーHyoeの駐車場
  駐車場の東にケーブルカー跡

 太閤橋

 湯泉神社の鳥居
  神社は階段を登ってもう少し歩いた所にあります

英子(清水まゆみ)の兄を探すシーン。
阪神電車 三宮駅前 同 阪神電車 三宮駅前
トミイ(和田浩治)が歩いた道 @

警察署を出るトミイ。
その後、朝日ビルに向かって歩く
当時の生田警察署 地図F

『播州信用金庫神戸本部(2007年竣工)』
【神戸市中央区三宮町1-1-3】
地図F

になっていますが、その前は『三井住友銀行西宮支店』だったそうです。 

生田警察署は 1977年に神戸市中央区中山手通2丁目2番25号に移転。

G 京橋筋 交差点
トミイの後をつけて来る村上五郎(ジョージ)小高雄二の車 星印、同じ建物。

生田警察所 地図Fを出て 京橋筋を抜けて 交差点(地図G)を右へ。 

トミイ(和田浩治)が歩いた道 A
トミイを拉致し、走り去る小高雄二さんの黒い車
(中央)

神戸証券取引所(1934年築)地図H

映画の看板も見えています。

同『神戸朝日ビル(竣工1994年)』
兵庫県神戸市中央区浪花町59番地】地図H
低層階の外壁は『旧神戸証券取引所(1934年築)』の外観を復元したもの。
地階に「シネリーブル神戸」があります。 

上の続き
灘区岩屋北町周辺 
【神戸市灘区岩屋北町周辺】
上の続き
高橋北交差点手前
現在の高橋北交差点手前
道路の真下に東海道本線が通っています。
【神戸市灘北通周辺】

森下社長(阿部徹さん)と、キャバレーのママ(南寿美江さん)の車を追跡するタクシー。
国道二号線 舞子付近 そのシーンに映る『明治天皇の歌碑』

明治11年(1878年)建立。明石海峡大橋の架設伴って立体交差になり、本線を通る自動車から歌碑が見えなくなってしまったので2007年に見晴らしの良い舞子公園【神戸市垂水区東舞子町】に移されたそうです。
須磨浦公園 @

須磨浦公園駅 須磨浦ロープーウェイ乗り場
森下社長を追って須磨浦公園へとやって来る
兵庫県神戸市須磨区の鉢伏山にかかるロープウェイ

同 山陽電気鉄道本線 須磨浦公園駅
2階 須磨浦ロープウェイ乗り場

塗装が変わっていますが、窓も鉄骨部分も同じです。

須磨浦公園 A

タクシーから降りるトミイと、ヒゲの七条
須磨浦公園駅 須磨浦ロープウェイ乗り場前

同 山陽電気鉄道本線 須磨浦公園駅前
須磨浦ロープウェイ乗り場
須磨浦公園 B

1957年9月18日開通のロープウェイ
一号機の車体は白のみだったそうです。

2007年から3代目の赤「やまひこ」と白「うみひこ」の2台が運行しています。
須磨浦公園 C
ロープウェイから眺めた須磨の海岸 同 須磨の海岸
須磨浦公園 D
ロープウェイ 鉢伏山上駅

同 ロープウェイ 鉢伏山上駅
テントが張られていますが、奥に見える建物は変わっていません。

須磨浦公園 E
ロープウェイを降りて、二人を追い駆けるトミイとヒゲの七条。
鉢伏山上駅から回転展望閣に上がる石段

同 鉢伏山上駅から回転展望閣に上がる石段
左側にカーレターと言う乗り物があって階段を登らずに回転展望閣に行けます。

二人の姿を探すトミイとヒゲの七条
回転展望閣(1958年3月営業)3階の展望室は 360度、回転しています。

現在も回転しています。
お弁当の持ち込みは出来ませんが、景色を眺めながらお茶と軽食が頂けます。

須磨浦山上遊園地のある旗振山 @
観光リフト

同 観光リフト(1959年7月開通。)
回転展望閣(鉢伏山)と山上遊園(旗振山)を結ぶリフト後ろに回転展望閣が見えています。
須磨浦山上遊園地のある旗振山 A
森下社長(阿部徹)と、キャバレーのママ(南寿美子)の前に現れた柴田常務の子分。
旗振山の遊歩道

高い位置から写せないので、階段の上から撮った為に小屋が邪魔になっていますが右側に緑色の道が続いています。

旗振山から望む淡路島。
須磨浦山上遊園地のある旗振山 B
森下社長にピストルを向ける柴田常務(田中明男)の子分、野呂圭介
回転展望閣とリフトが見える旗振山の遊歩道
同 回転展望閣とリフトが見える 旗振山の遊歩道
茶色い山肌だった観光リフトの下が、緑で覆われています。


不明の場所




村上五郎(ジョージ)小高雄二と、やって来た高台。

神戸ポートタワー跡に建てられた高さ8メートルのカリヨン時計塔(湊川公園)【兵庫区荒田町1丁目20番】
大正13年(1924)3月に建てられた神戸タワー。当初、新開地タワーと呼ばれ、高さ90m(海抜100メートル)
東洋一の高さを誇っており、浅草の凌雲閣、大阪の通天閣とならんで、日本の三大望楼と称されていたそうです。老朽化の為、1968年に解体
会下山公園から見下ろした湊川公園 

タワーの位置。赤印、商店街(新開地1丁目)の入り口の前。

会下山から望むタワー跡ですが、ここでは無いかも知れません。撮影を目撃された方の情報をお待ちしています。

映画のオープニング、またエンディングのヒッチハイクのシーン他、なんでもOKです。

追加情報  会下山公園の二つの碑
ブログに寄せられた情報から、和田浩治さんの後ろに塔のように見える二つの建造物は、会下山公園にある碑であることが確認されました。このことからロケ場所は、会下山公園に隣接する小高い丘で撮影された事が解りました。情報ありがとうございます。 2012.5.5
海員萬霊塔 大楠公湊川陣之遺跡

 
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